アスリートのための栄養学

知識をもつことは真の幸福に繋がる

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今までと投稿の内容が異なりますが…

今日は、“無双原理・易 「マクロビオティック」の原点”という本を読んで感じたことや気づきを共有できればと思い投稿しました!

☟院長から勧めてもらった本です。😊

マクロビオティックの原点は人間の真の幸福

この本はマクロビオティック食の細かい話ではなく、そもそもどういうものだったのかという原点に立ち返ったものです。

今、マクロビオティックと聞くと動物性たんぱく質を減らし穀物菜食の食事を思い浮かべる方が多いと思います。

しかし本来のマクロビオティックというのは、このような食一言論に基づく食事法のことを指すのではありません。マクロビオティックの基になった食養というのは「ものの見方や考え方」・「感性等心の在り方」・「生き方」・「文化」の全てを含んだ総合的な意味を持ちます。

それは、“自然界の法則としての根本原理に基づいた人間の真の幸福に至る1つの入り口だ”と著者は言っていました。食は1つの手段であり、マクロビオティックは全ての人の体の健康と心の安らぎを実現する生活法だったのです。

受け取る側は正確な知識を持つことが大切である

この本の中で、私が特に気になった所は”対症療法と大衆の意識”です。今回の記事の題名に深く関わる部分になります。

現在、体の不調や病気を治すために多くの治療法が確立されてきています。著者は“薬物療法や物理療法は対症療法のため根治は困難”と言っています。

原因を探求せずに、悪くなっているところだけを治そうとするとその場では症状が軽快してもまた少し経てば、同じようにでてくる可能性は十分にあります。

ですが、この治療法は需要が大きいため廃れることはありません。症状が軽快し、目に見える治癒に満足する大衆の存在がそこにはあります。

また、根治となれば手間がかかること、苦痛が伴うこと、再発予防法があっても習慣を改めることの億劫さから顧みぬ人が少なくないのです。

これは、受ける側の知識が十分でないため起きると考えます。

この場合の受ける側の知識というのは、根本治療は簡単ではないということ。習慣を改める必要があるが、それは自分の体にとって価値ある行いだということです。

こういった知識をもってもらうための受ける側の教育が必要だと感じます。

食の分野も消費者教育が必要だ

受ける側(消費者)の教育の必要性は、食の分野でも同じだと本を読んで気づきました。

例えば、スーパーで並んでいる野菜や果物はどれも形が同じで統一されているように感じますよね。規格が決められており、その大きさに収まるものしかおけないのですが、自然の産物は、大きさを同じようにというのはとても難しいことだと聞きます。

しかし、消費者のうけが良くないため曲がったり大きさが違うとB級品のようになり出せなくなったり値引きが起きます。

ここで消費者側が知識をもち、「これがありのままの姿だな。」と思うようになれば、こだわる必要がなくなるのではないかと思います。農家の現状をしることや本来はこういうものなのだと知っていれば考えは変わるのではないでしょうか。

また、1つの食品が健康に良いとメディアで大きく伝えられると、そればかりが売れてしまうことも、私たち消費者の知識のなさがそうさせてしまっているのかも知れません。

情報は溢れているのに中身は空っぽ

インターネットが普及し、世の中は知識を得るための情報で溢れかえっています。

それなのに、有益な情報は乏しく私たちはあまりにも大事なことを知らなさすぎるように感じます。何も知らず、考えず、流されてしまっているように思えてきます。

今、身の回りで販売されているものは私たちの需要に合ったものになっています。

私たちが知識をもち、本当に必要なものを求めるようになればそれが正確な需要になり、社会には本当に体に良いもので満たされ、真の幸福につながるのではないかとこの1冊の本を通じて考えました。

 

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