アスリートのための栄養学

どんな食事がいいの?アスリート食を知りたい方必見!part2

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体の中でどのように働くのか

では、副菜以降についてみていきましょう。

副菜(主にビタミン・ミネラル等)

副菜は野菜(淡色も緑黄色野菜も)、海藻類、きのこ類など植物性の食品になります。野菜は淡色も緑黄色野菜もどちらもしっかり摂ることを目指しましょう!毎食どちらも摂りたいものです。

自分で食事を揃えるとなれば主食、主菜は揃えられても副菜までは中々手が回っていかないのではないでしょうか?ですがこの副菜。とても重要な役割をもっています。車で表現をしてきましたが副菜にあたっては、エンジンオイルやネジなどの小さな部品だとします。

まず、ビタミンについてです。

  • 生体内で代謝を円滑に進める
  • 生命活動の維持
  • 疲労しない体づくり
ビタミンの大切さ

エンジンオイルはボディを作る直接的な部品にはなりません。ビタミン自身も体の構成成分にはなりません。

ですが、生体内でエネルギーを作る代謝を回すためには必要不可欠な栄養素になっています。アスリートは一般人以上に活動量が多い分、エネルギー代謝がよく働いています。

主食や主菜では一般人の倍ほど摂っているのにも関わらず、副菜は摂れていないなんてことありませんか?せっかく食べたものを無駄にせず体内で使うには必要不可欠です。

細胞の再生、粘膜の強化や核酸合成、タンパク質合成、免疫力を高めるなど生命活動にも深く関わっています。また、不足が原因で代謝がしっかり働かず疲労が蓄積することもあります。

ミネラルは車でいうとネジなど小さな部品に当たります。車全体でみるとネジなどの部品は小さいですがそれがなければ完成しません。食事でも、糖質、脂質、タンパク質に比べると必要な量はごく微量です。ですがその微量を摂らない生活を続けていれば体はボロボロになります。

  • 骨や歯など体の構成成分になる
  • 酵素の構成成分になる
  • 神経や筋肉の動きを助ける

ミネラルは体内で合成できないため、必ず食事からとる必要があります。また体のあらゆる場所に存在し働いています。体内では食べたものによってエネルギーや筋肉が作られたり、何かが変化したり合成・分解が常に起きています。

それには、ある物質が働いて起きているのです。それが酵素です。

体内で起きる様々な反応は酵素が働いています。その酵素の構成成分の1つがミネラルなのです。

また、体を動かすのに必須な筋肉の収縮や弛緩、指示を出す様々な神経の伝達にも関与しています。微量と言えど、これだけ体の中で重要な働きをしているのです。

乳製品(タンパク質・ミネラル等)・果物(糖質・ビタミン等)

この二つに関しては、一般人でも大切なものですがアスリートの食事においてバランスの良い食事と言えば、忘れてはいけません。

というのも、含まれている栄養素自体は特別なものではありませんが、不足しがちなビタミン・ミネラルを手軽に補給することができるからです。

手軽さというところがポイントで、どうしても調理となるとハードルが高くなってしまいがちですが、そのまま食べたり飲んだりすることができるものです。

毎食自分でさっと足したり、間食(補食)にもってきたり、少しお腹がすいたというときに食べることができます。おまけのように感じますが、毎食欠かさずにとりたいものですね。

ここが重要

基本的にこれら主食、主菜、副菜、乳製品、果物が全て揃った栄養フルコース型がバランスの良い食事と言えると思います。

沢山の食品、栄養素によって体は構成され、動いています。どれが欠けてもいけないということです。

食事例

これらを踏まえ実際の食事に当てはめてみていきましょう。

 

バランスの良い食事をパッと見て判断する方法は、カラフルな食事であるかどうかです。そんな見た目だけで?と思うかもしれませんが、赤、黄、緑、白、黒など、カラフルな食事というのは、色々な栄養素を摂れていることが多いのです。自分の食事をみて足りない色をみるのも1つの手かもしれませんね。

主食・主菜・副菜・果物・乳製品というグループに分けて毎食自分の食事でこれらが全て揃っているか確認してみましょう。

アスリートの食事に関して、どのような食事が良いのかということについてお伝えしました。最初にもお伝えした通り、決して特別な食事ではありません。何か特別なものを食べないといけないということはないのです。

むしろ何かに特化するのではなく色々な食材を食べることで必要な栄養素は揃ってきます。そして食べたもので身体はできています。

食べるものは自分の意識次第でいくらでも変えることができます。選択できるからこそ自ら考えアスリートとしての意識で食事をしていきましょう!そして食事を楽しみましょう!自分の体が喜ぶ食事を!

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